犯罪・裏社会

「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」リアル裁判を傍聴したくなる

ここは懲役4年でどうすか

出典:Amazon

裁判長!ここは懲役4年でどうすかがおすすめの人

  • 裁判に関する傍聴記に興味がある
  • 犯罪における動機や背景をしっかり描写した漫画を探している
  • 実話ナックルズやコンビニで売られている実録本が好き

ドラマなどでは弁護士VS検察といった戦いが裁判において描かれるが、本作は第三者として傍聴する男性を主人公にしている。私のように、裁判を少しでも傍聴したい人には楽しめる内容。

実際に原作者が裁判傍聴した内容が元ネタゆえ、リアリティある物語として犯罪が描かれている。作者が男性なこともあってか、男性寄りの妄想が時折ちらつくのだが(汗)

卑劣な犯罪に対して、司法はどういった処罰を下すのか。また事件が起こった背景などまで描かれていて、漫画ながらドラマ的な側面も持ち合わせており面白い。

「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」のストーリー

©裁判長!ここは懲役4年でどうすか 新潮社

主人公・北尾太郎は、業務用エアコンの営業マン。裁判所のエアコンメンテナンスを行っており、とあるきっかけを境に裁判傍聴を行う。

初めて見る裁判にリアルなドラマを感じると同時に面白さも感じた北尾。以後、裁判傍聴にハマって行く。

北尾氏は実在する裁判傍聴マニアで、各メディアにも取り上げれるほど有名。傍聴した裁判を元に漫画化されたのが本作。

傍聴席から見る裁判の面白さ

一般的に裁判を描いた作品だと、傍聴席がいちばんの外野だ。この外野から見た裁判を描くことで、初めて事件の中身が分かっていくという構図が面白い

被告の見た目で、どんな悪いやつなのか想像したり。逆に、真面目そうに見え、猶予の余地を垣間見たり。いち傍聴者の主観で描かれるため、裁判に詳しくない人の疑問や感情で楽しめる。

事件が起こる背景も描いており、ドラマ的にストーリー進行させているのが良い。どうして犯罪が起こったのかという真相をドラマ化することで、話も複数生まれており中だるみやマンネリを防いでいる。

作画も犯罪者を描くのに向いたタッチで、ダークな世界観も表現できている。そんなに絵が上手いというわけではないが、私はこの絵だからこそ伝わってくるものを感じた。

私もこの漫画を読んだ時には、傍聴にやっぱり行ってみたいなと思ったものだ。実際、北尾氏の傍聴記がきっかけで傍聴ブームが起こっていたとのこと。気持ちはわかる(笑)

実話ナックルズや犯罪系のコンビニ漫画本が好きな人には相性良し

私は実話ナックルズなども読んでいるが、本作はそういったアウトロー的な世界の延長にあると思っている。もしくはコンビニで売られている分厚い本。

こういった作品は、もう少し丁寧に描いて欲しい部分も大きく、インパクトだけで読ませていることは否めない。そういった点を、本作は補完していると思った。

やはりコミックとして売り出せる、週刊誌に連載できるレベルが担保されているだけあってそれなりの内容。もちろん、ナックルズやコンビニ本が悪いわけではないが。

深く掘り下げた犯罪録的な見方ができるので、上記の雑誌や本を読んでいる人には相性が良いはず

女性が不快に思う部分もある

一部だが、女性が不快に思う部分もあることは注意書きしておきたい。例えば1巻だが、痴漢の裁判がある。ここで、被告男性が性器露出を行っていたのだけど・・。

主人公が「どうせなら触っておけばいいのに」という趣旨の発言をしている。男性の妄想的な部分も、男性誌で連載されたので描いたのだと思うが、女子だと不快に感じる気がした。

ネットレビューなどでも「男性の欲求不満で性犯罪を起こされては困る」と言った声もあるので、やはり表現には気をつけないと難しそうだ。

裁判長!ここは懲役4年でどうすか 1

裁判長!ここは懲役4年でどうすか 1

北尾トロ, 松橋犬輔
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