出典:Amazon
銀魂がおすすめの人
- ボケ&ツッコミによる一般的な笑いが好きな人
- コメディやパロディ好きな30~40代男性
- ギャグばかりでなく人情ストーリーも楽しみたい
何から書けばいいのやら。ギャグ漫画でありながら、人情を絡めたシリアス展開。そしてカッコいいバトルもやっちゃうという何でもアリな作風。
「詰め込み過ぎ」と言われればそれまでだが、その詰め込み方が絶妙というのが銀魂だ。特にギャグ&コメディ&パロディ。下らないことばかりをやるけど、結果的に笑ってしまうネタが素晴らしい。
ボケてツッコむという、日本の典型的なお笑いパターンを採用しながらも、結果的に笑わせたモン勝ちなのは言うまでも無い。作者の世代的センスも大きく、30~40代男性にツボること必至。
「銀魂」のストーリー
©銀魂 集英社
主人公・坂田銀時と、銀時の元で働く少年・志村新八、ヒロイン・神楽の3人は、万事屋を営んでいる。江戸を舞台にしつつも、近代的な生活風景が見られSF的な世界観の中で物語は動く。
万事屋の3人をメインに様々な登場人物を巻き込みギャグを繰り広げる。また主軸ストーリーも存在しており、ただのギャグ作品で終わらせない。
銀時は普段はふざけたキャラだが、締めるときは締める男。大切な仲間や、友人のために時には剣客として戦うカッコよさも持ち合わせた存在。
ボケてばかりではなく人の想いを語るカッコよさ
何を置いてもまずは銀時のカッコよさ。普段はギャグ漫画の主人公として、アホみたいなことばかりをやってボケを連発。
私が本作を読み始めた頃は、このボケ展開を繰り返すのかなという印象で、正直ここまで面白くなるとは思っていなかった。徐々に登場キャラが増え、時には人を守るシーンが描かれるようになるなど秀逸なストーリー。
それが「人情モノ」なのだけど、話作りが上手くギャグ漫画を忘れさせるほどカッコいい。人の想いや夢に対して熱い銀時がいることで、ストーリーにもしっかり芯が通っている。
名台詞、名シーンなども多いのだけど、ギャグとシリアスの振り分けが絶妙過ぎて、よりカッコよさを感じるんだよなと。往年のバトル漫画も真っ青な戦いぶりなので、入り込むとギャグ漫画だってことを忘れそうだ(笑)
パロディの扱いが絶妙
一番グッときたのは鳥山明せんせいの「俺の娘が銀魂ファンで、俺の漫画読まずに銀魂ばっかり読んでて、前めずらしく俺の漫画読んでると思ったら、銀魂でパロディされた元ネタ部分を探して読んでるだけだった」っていうのでなんかめっちゃエモいとおもった
— かぎゅう (@kagyuu_) July 17, 2017
本作はかなりパロディを扱うことでも有名。ジャンプ連載作なこともあってか、堂々とドラゴンボールやワンピースなどのメジャー漫画をパロる。
パロディは、誰でも思いつく安易なネタになれかねないが、作者のセンスと言うべきか。もう、パロディというかパクリというか。この曖昧なラインをこれでもかと使うのだ。
まんま鳥山明な絵面で出してきた時には爆笑しかなかったwもちろん、空知氏が扱っているからこそのパロディなのだけど。
扱うネタは30~40代向けで、1980年前後生まれの人が特に好むはず。作者の空知氏も、1979年生まれ。ドラゴンボールやドラゴンクエストの影響をもろに受けた世代なのでネタも納得。
セリフ量の多さが玉に瑕
文句をつけられやすいというか、銀魂におけるデメリットを言うならセリフ量の多さだ。絵面における笑いはもちろんだが、銀魂はキャラ同士の掛け合いによる笑いが面白い。
セリフを削るとどうしてもビジュアル重視のネタになりがちなので、ここは好みもあるだろうが人を選ぶ。
あからさまに絵で分かるネタばかりというのは、ワンパターン化してしまうので、「こういう形が面白くなるはず」という作者の工夫だと思う。
実際、私は銀魂における各キャラの言い回しが好きだ。このセリフ量が気にならないと思う人はどんどん読むべし。