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ダンベル何キロ持てる?がおすすめの人
- 筋トレに関する知識を漫画で学びたい人
- 筋トレのモチベーションを高めたい人
- ジム入会したいけど迷っている人
本格的な筋トレをテーマに置いた作品で、筋トレに対する興味関心の強い人であれば読んだほうが良い。継続するモチベーションに繋がり、同時に筋トレ法の解説が役立ってくる。
ただし娯楽漫画として考えると、筋トレをしない人や、読んでもやらない人には序盤で飽きる可能性アリ。コメディ色を強くし、作中の女子高生キャラのサービスショットで引き止めている気がしないでもないが(汗)
そのため、筋トレする人としない人で、本作の評価は変わってくる。ボケやツッコミなどもあるが、笑いの要素でいうと普通の漫画。
「ダンベル何キロ持てる?」のストーリー
©ダンベル何キロ持てる? 小学館
ダイエットのため近くのシルバーマンジムに行くことになった女子高生・紗倉ひびき。ジムには同じ学校に通う奏流院朱美も見学に訪れていた。
このシルバーマンジムはボディビルダーやプロ格闘家が集う本格的な筋トレジム。イケメンマッチョトレーナーである街雄鳴造との出会いを皮切りに、様々なキャラが登場。
女子高生を中心に筋トレを行っている漫画。筋トレのやり方を漫画を通して説明するなど、筋トレ本としても活用可。説明臭くならないようギャグを挟んだり、ちょいエロのセクシーショットを入れる工夫がなされている。
筋トレ本よりはモチベーション維持に役立つ
ダンベル何キロ持てるってまじで普通に役立つ知識詰まってるから良い
あと面白い— ??ぞゐ?? (@zoiJK) August 3, 2019
筋トレを一度でもやったことがある方には理解されると思うが、筋トレ関係の本で頑張っても続かない。なぜなら、一度読んでしまえば内容も変わらず、同じことの繰り返ししかないからだ。
こう言うと「筋トレ本はそういう役目だから仕方がない」「繰り返し同じことをやらないと筋トレにならない」というご意見も出てくるだろう。
ただ、よほどストイックな性格でないと、私のような三日坊主な人々には、挫折して終わるだけ。
その点、本作は漫画として何話も描かれており、毎回のように色んな筋トレが紹介される。漫画なので、筋トレのための情報を取りに行く認識も薄くなる。なのに読めば知識がついている。
こういう好循環が作用してくるため、筋トレに対するモチベーションが維持しやすい。筋トレを始めたい人には特に向いている。筋トレ本のあり方が問われる時代なのかもと、読んでいて思った。
ギャグやセクシーショットを過度に期待しなければ問題なし
ギャグはありがちなボケとツッコミで構成されている。他のギャグコメディと比較するとそこまで笑える感じはないが、だからといって完全に退屈するレベルではない。
漫画と筋トレ実用書の間を進んでいる作品なので、笑いを過度に求められても仕方がないだろう。エロを意識させるセクシーショットも頻繁で、これは好みが分かれるところなので過度に期待しないように。
以上のことから、筋トレに関心のある人を前提にした作品と呼べる。全く興味がなくても、筋トレを始めるきっかけになる可能性は十分にある。
試し読みすれば、本作との相性はすぐに分かるので、とりあえず読んでみてはいかがだろうか。