不良・ヤンキー・DQN

「なにわ友あれ」DQN仲間たちの馴れ合いギャグに和む

なにわ友あれ

出典:Amazon

総合評価 A (めちゃくちゃ面白い)

なにわ友あれがおすすめの人

  • DQNの抗争やケンカを見たい
  • 90年代の大阪環状線の走り屋に興味がある
  • ギャグやコメディによる笑いが好き

全く予備知識無しで本作を読んだが、とても面白く一気にファンになった。前作であり第1部に該当する「ナニワトモアレ」を未読のまま読んだのに。(後追いでナニワトモアレを読むことになった)

「環状族」と呼ばれる暴走族たちの漫画なのだけど、とにかく喧嘩や犯罪と悪いことばかりをしている。犯罪というのは、環状線を暴走するだけでなく、人に危害を加える流れなどだ。

ただ、「仲間意識の強いDQN」を描いているため、友達同士だからこそ成立するギャグコメディも頻繁に楽しめる。向き不向きはあると思うけれど、私にはツボで一気読みした。

「なにわ友あれ」のストーリー

©なにわ友あれ 講談社

第1部「ナニワトモアレ」の続編(第2部)。作者の実体験に基づいた大阪環状線での出来事を、漫画として描いた作品。作者自身も環状族だった。

環状線でのカーチェイスに始まり、他チームたちとの抗争やケンカなどがメインに展開される。センスあるギャグを交えながら、環状族の仲間たちの日常を描く。

第1部を読んでいなくてもストーリーとしては理解できる。1巻を読んでみると、すぐに環状族の世界に入り込める分かりやすさが良い。

チーム同士の抗争が熱い

環状族の若者が中心で、血気盛んな悪たちが次から次に出てくる。特に環状族チーム同士の抗争はメインストーリーを動かし、いつも誰かしらが喧嘩する。

喧嘩と言っても、死者が出てもおかしくないような武器を使っていたりするので、ただの不良の戦いよりも怖かったり。

でもお約束ながら、主人公・テツの取り巻きはワルなりにルールを持っていて、作中では正義の側。女性がさらわれたり、世話になっている人がピンチの時にはしっかり駆けつけて戦っている。

この正義の戦いにワクワクさせられるし、「チーム対チーム」という集団の戦いが好きになるポイント。絶対的な強さの人間が支配するような世界観ではなく、あくまで人の喧嘩なのが良い。

関西弁の個性派キャラたちによる掛け合いが好き

ただの抗争、喧嘩バトルだけなら本当に暴力漫画で終わってしまうのだけど。関西の漫画なこともあり、関西弁でしゃべるし独特のテンポで仲間たちが掛け合いをしている。

この掛け合いが好きで、一定の人物が登場するとそこに笑いを仕掛けてきたり。特に主人公のテツと、友達のパンダのやり取りは笑ってしまう。

漫画というコマ割をフルに活かしつつ、テンポを緩めたり早めたり。そしてボケとツッコミの関係でしっかりネタになっている。

どこが一番面白いかと言われたら難しいのだけど、私はテツ&パンダでかなり笑わせてもらった。暴力的な作品なのに、かなり和やかになるのは「彼らのギャグコメディが素晴らしいから」としか言いようがない

テツ&ナツの恋模様

ヒロインであるナツが可愛い。物語の序盤からテツの彼女で、好いた惚れたの駆け引きというよりは、恋人関係に注目。特にナツは、色々と恋心が揺れ動くシーンもある。

どうなるかは読んでのお楽しみとして、面白いのはヒロイン像としては異彩を放った人間らしさを出すことだ。

一般的なヒロインは、男の都合のいいように描かれがち。しかし「可愛い女の子がずっと主人公を好きでいてくれる」という定番設定もつまらない。

ナツは面倒見の良い女の子で、顔もスタイルも魅力的。だけど意外な方向に話が動くなど、意外性の意味では恋模様も上手く表現した漫画

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