競馬

「みどりのマキバオー」下品ギャグからは想像できない感動作

みどりのマキバオー

出典:Amazon

総合評価 A (めちゃくちゃ面白い)

みどりのマキバオーがおすすめの人

  • 競馬の世界が好き、興味がある
  • 馬がしゃべる競馬漫画もOK
  • シリアスな感動ドラマには目がない

連載当初は注目していなかった。まだ小学生で競馬もよく知らない。「小学生が好む下品なギャグ漫画家・つの丸氏の作品だから」という理由で目を通した程度。新連載時は普通にスルーしてたなぁ。

しかし、連載から数年後。まさか、ここまで感動の名作として化けるとは思ってもいなかった。中学になって※ダビスタで遊ぶようになり、競馬に関心を持った。そこにマキバオーがいた。

少年ジャンプという馴染みある雑誌で連載されていたことにひたすら感謝。もしジャンプでなければ、こんな素敵な競馬漫画を見逃していたかもしれないのだから。

※競走馬育成シミュレーションゲーム

「みどりのマキバオー」は競馬漫画だけど馬がしゃべる

©みどりのマキバオー 集英社

マキバオーが好きで、単行本は当時コミック16巻まで全て集めた。ただ、周りの友人からは「馬がしゃべってる時点でリアリティがない」とディスられた思い出があり悔しい(苦笑)

いや、マキバオーは馬がしゃべるのがいいんだと。この会話というコミュニケーションがあったからこそ、名作になり得たんだということを伝えたい。

冒頭で述べた「下品なギャグ漫画家・つの丸」は、シリアスな感動ドラマも用意しており、完全に不意打ちにして出来上がった、人と馬の優しい愛の物語なのだ

競走馬の宿命である親子の別れ

主人公であるマキバオーは、生まれて早々にお母さん馬・ミドリコと別れることになる。競走馬は出生後、一定期間を親と過ごした後に、競走馬となるため、親子が離れ離れになるのは有名な話。

調教を始めとした過酷な訓練があるため、親子一緒にというわけにはいかない。ただし、マキバオーは借金のカタに売られるという別れでスタートする。

売られたミドリコに会うため、牧場を脱走して探しに行くなんて、愛のある話ではなかろうか

実際、再開を果たすのだけど、そこからの展開が以外にシリアスで驚く。軸としては「競馬漫画をしっかり描く」という、つの丸氏のこだわりであり腕を見せられた。

ギャグと競馬の世界を混ぜることに成功している。

レースは名勝負だらけ

マキバオーは、レースシーンが特に熱いので注目して欲しい。馬は実際の競走馬と同じで、色んな個性を持ったキャラが登場する。

マキバオー最大のライバルである、王者カスケードを筆頭に、強い馬たちが続々とマキバオーの前に現れる。このライバルたちと勝負して成長していくのが面白い。

しかも、実際の競馬と同じように、勝ったり負けたりするので展開が予想できない。普通の漫画だと主人公がほぼほぼ勝つんだけど、ここは上手くストーリーを組み立てている。

実際の競走馬にディープインパクトという名馬がいるが、ディープでも負けてしまうことがあるのが競馬。勝ち負けを争う絶妙さによって生まれた名勝負は、ファンの間でも未だに議論になるほどだ。

知らない人にはネタバレが勿体ない涙のシーン

マキバオー読者の間では絶対に忘れられないシーンがある。下品ギャグの看板を降ろさなければならないほど、シリアスであり涙すらこぼしそうな感動の場面だ。

序盤の母親・ミドリコとの別れは、親子の別れという分かりやすいシーンで描かれている。読んでいる時には、これはかわいそうと思ったものだけど。

だが、さらに涙させられる場面があるとは想像していなかった。もちろん、ネタバレになるのでここには書かない。

明るいギャグ漫画と思わせつつ、マキバオーという馬は実は涙なしには語れないのだ

余談だけど、アニメだと物語を左右する重要な展開がなかったことにされる。原作を読んだ上で見ないとポカーンとなるのでご注意を。

みどりのマキバオー 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

みどりのマキバオー 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

つの丸
711円(10/01 18:39時点)
発売日: 2004/06/18
Amazonの情報を掲載しています

-競馬
-, , , , ,

© 2020 面白い漫画.COM