たった7人でヤクザ潰した最強チーム『セブン☆スター』の再結成が待ち遠しい

ストーリー、ジャンル

かつてたった7人で、ヤクザの組を潰した伝説のチームが存在した。彼らの名は「セブン☆スター」。2年前に1夜限定で結成された不良チームとして今も語られ続けている。

そして舞台は築地。主人公・川谷卓三(通称タクボン)は実家の屋台船運営に関わっていた。卓三は「マッドネス川谷」の異名を持っており、序盤から同メンバー・石原雄次郎と共に登場している。

しかし彼らの知らない間に、住み慣れた築地が変えられようとしていた。フリーマンこと松田友作が、築地市場を壊しその跡地にカジノを作ろうと企んでいる・・・。

主には、喧嘩を中心とした不良のバトルで構成された作品。サブテーマには「世界一のベーシスト」の夢を持つ川谷たちのバンドの物語りがある。彼らは仲間との友情やチームワークを大事にしており、トラブルとは真剣に(?)向き合っていく。その真剣さゆえに起こる、命がけの死闘は見応えを感じさせる。

こんな不良モノのストーリーが大好き。伝説の7人とかいいんじゃない?

 

ストーリーが好きなので、1巻を読んでファンになった。もう不良モノはだいぶ読んできたけど、ひとまず褒めるべきは「絵の上手さ」というところだ。喧嘩など、人がごちゃつく場面の多い作品は、わかりやすい絵柄かそうでないかで自然と優劣がつくので仕方が無いところ。

「7人で伝説のチーム」という設定も個人的には入り込ませるものがあったと思う。「1夜限定で7人が集まってヤクザの組を潰すとか・・どういう話なのだろう?」と読者側に思わせておいて、その話にはずっと触れずに伏線として寝かせておくのだ。そしてメンバーだけが徐々にストーリーからあぶり出される描き方に関心を抱いた。

完全なDQNは好まないが「不良だけど実はそこまで悪い事はしていない」みたいな連中は私も嫌いじゃない。ちょっとヤンチャの過ぎたような、若気の至りという話でいいじゃないかと思う。また集まってくる仲間も楽しそうで非常に読んでいて和気あいあいを感じられ気分も良い。

ラスボスになるかもしれない、フリーマン・松田友作の存在も不気味。あまりここで予測を立ててもどうかと思うが、やはりタクボンの幼なじみの玲子を巡ってマッドネス川谷VS松田という構図になるんじゃないかな。読者の想像できる範囲なので、当然にそれを超える展開は用意されるだろう

何にしても「期待の不良モノ」という私のイチオシ枠に入っているので、私は今後も追いかけたい。

テンポよく進む不良ロマン

話の途中に不要な話がほとんど入らないのも良い。派手なバトルの合間には休息を入れてくるのがジャンルを問わずお約束の風景。しかし本作は、あまり合間を長引かせないように配慮されている。いちおう本作にも合間があるにはあるのだけどね。

だが、適度なボケを入れたり家族との出来事を自然に入れたりしているので寄り道らしい寄り道に見えてこない。この影響でテンポよくストーリーが進むように感じるので、途中で飽きる事もないのでは?

一つマイナス点を挙げるなら、キャラの名前だろうか。実在する俳優の名前を使っているのだけど、できればオリジナルネームでやって欲しかった。良いストーリーなので、キャラ名へのこだわりも見たかったという感覚だ。

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