ゆるいギャグかと思えば命を掛けた魂の抗争『なにわ友あれ』

ストーリー、ジャンル

ナニワトモアレ』の続編。続編ではあるが、前作を読んでいない人も入り込めるストーリー、シナリオで構成されている。

グッさんがトリーズンを抜けた後、大阪環状族・スパーキーを立ち上げたがそこに主人公テツヤが仲間に入る。環状族とは車を改造して環状線を爆走するチームの事で、チーム同士の抗争や喧嘩などが作中では描かれている。

次から次へと出てくるライバルチームのキャラも熱く、派手な喧嘩シーンやくすぐったいギャグをこまめに入れたアウトローな世界観が素晴らしい。

男パンダマンが好きだ

31巻もあるのだけど、徹底したワンパターンな展開が多い。しかしそれはクセになる。チームが現れる⇒喧嘩するを繰り返しながら環状をひたすら暴走する日々。実際にこんな事をしていたら恐ろしいという話なのだけど、そこはボチボチ漫画の世界という事で

車の改造や、レースという派手なストーリーが大本命にも関わらず、あまり車に興味の無い私としては走り屋の話よりも人間関係やド派手な喧嘩シーンが気になってしょうがない。またテツとナツの恋模様もすごく初々しくて見応え抜群であった。最初だけだけど・・。

最初はナツの事を超純粋なピュアガールかと思い読んでいたのだけど、展開が進むに連れて意外と流されやすい子なんだなと知った時のショックたるや。今時そんな昭和より昔のガチガチに古風な女性なんていないのだけど、漫画内くらいはせめてロマンを追いかけさせてよというオヤジな感想。

パンダが喧嘩でアソコをガスガンで打たれて一時的に立たなくなったアレを救ったのはナツだった。確かに胸も大きく可愛い娘なので、リアルにいたら憧れの的。そんなナツに対する想いを持ったパンダは暴走が止まらない。

「パンツちょうら~い」 に始まり、後のナツとのごたごたはパンダという人間を一生忘れられない展開とした。本当は喧嘩もそこそこ強いので、読者も一緒になってパンダを応援したくなるところだけど、最後まで読んでいると応援というか・・「励ましたい存在」に見えてくる。

パンダの話はこれくらいにして、本作の紹介をしておかねば。それなりに不良漫画が好きだと私は言ってきたけど、この作品などを読んでいるとよりそう思う。スパーキーのぐっさんやメンバーのいう「若い時の有り余るエネルギー」がこの作品からはにじみ出てるのだろうね。そこが魅力的だったので高評価。

車で人を轢いている

「喧嘩なら何でもあり」とはこの漫画。少数精鋭のチーム・スパーキーがのし上がって行く話でもあるのだけど、少ない人数だからこそ頭を使って勝つという展開が多い。中でも最初の抗争がインパクトにありすぎて私は継続して読もうと決めたくらい。

相手チームの集会に車で乗り込んで、思いっきり相手チームのメンバーをはねるとか。あまりアウトロー系の漫画に免疫がないと、こういう描写はどうしても読者を引かせる要素になるんだけどね。慣れている人には「お・・!?」と思わされる展開が目白押し。

「イケイケ」のチームという表現が使われたりするけど、とにかくヤンチャをやってガンガンに敵を潰すというやり方がそれなりに爽快に映る。もちろん、ある程度の「悪チーム」を叩いてるからこそ作品として出来ている話だ

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