眼鏡×事件を乙女が推理!『メガネ画報』は可愛い眼鏡女子ファン必見!

ストーリー、ジャンル

メガネ女子高生の主人公・佐藤花子が祖父に代わって手伝うメガネ店(佐藤眼鏡堂)はひっそりと商店街で営まれていた。そんな眼鏡店とも知らず(紛らわしいが喫茶店にもなる)店にやってきた警察に協力する事になった花子。花子の協力が功を奏し、眼鏡を通し見えてくる事件の真相に近づいて行くという推理ストーリー。

ただの萌えっ子メガネ女子高生モノだと侮るなかれ。主人公がメガネ女子という点に注目が集まるも、中身は冷静な推理マンガ。「メガネ」は事件を紐解くキーワードになっているが、細かいメガネ雑学などは読者の邪魔にならない程度に折り込まれている。ここは作者のメガネ愛がふんだんに感じとれた。

ストーリーは全9話で1話完結。警察とのタッグで推理し、メガネを通した謎解き、プロファイリングなど豊富な内容。ミステリー事件簿の要素が強く出ているのは、力任せにメガネ女子を描いたのではない事を証明したと言えるだろう。

「メガネ画報」を読まずして、眼鏡好きを公言できるのだろうか

眼鏡を掛けている諸君は、眼鏡に対してどういった想いを抱いているだろうか。ひょっとすると想いどころか、何も考えずに使っているのかもしれない。私も実は本作を読むまではそう思っていた。

しかしこれからは、メガネ屋で購入する際に「安くて何となくおすすめされた物を買っておけばいい」とはもう思えない。花子が怒って機嫌を損ねてしまう

メガネはいわば自分を飾る「額縁」で、肝心なのは「本当に自分に合った物を選ぶべき」という事を花子が教えてくれている。寝落ちして間違って踏んでしまったり、どこかで失くしてくるなんて言語道断。毎日のように世話になるからこそ大切にすべきなアイテムなのである。メガネを失くした少年に語るシーンがある。名言かもしれない。

「あなたの視界を助けてくれる大事なメガネっていう味方を失くしたこと あなたはちゃんと後悔しなさい」

いや「名言かも」ではない。「名言」だ。世のメガネフェチたちはこの言葉に惚れて花子について行きたくなる。眼鏡の購入予定のある人はしっかり選ぶようになるだろう。眼鏡をオシャレと捉えている人は、よりファッションに意識が向かっていったりと良い事づくめな一冊。

「知的メガネ」と「ドジっ子メガネ」論争も収録済みでオススメ

メガネ女子を描いておいて、この論争に触れないのもおかしいだろう。作中にはメガネに萌える男子も登場してくる。「メガネっ子に悪い子はいない」という妄想を高らかに叫ぶ男子キャラだったが、気持ちを理解できないでもないと不覚にも共感してしまった。何しろ私はメガネ女子が好きなのだから・・。「知的メガネ」は特に好き。

色々と書いてきたが、作中を通して耐えず楽しめたのは「メガネと一緒にいられる事に幸せを感じている花子」がいた事だった。ちょっとやそっとの話なら、あまり食い込む事もなかったが「メガネに対する異常なまでの執着心」とも受け取れ評価せざるを得ない状態に私が追い込まれたほど。

メガネ女子は本当に美しい。そんなひと言を添えておこう。

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