こんな娘になら手玉に取られたい『からかい上手の高木さん』が可愛い

ストーリー、ジャンル

「青春のドキドキ感」は男女の小さなやり取りの中にある。主人公の西方は、隣の席の高木さんの小悪魔っぷりに振り回されていた。タイトルの”からかい”というのは、高木さんの大人顔負けの男扱い(変な意味じゃなくて)によって西方を翻弄する意味だ。漫画史の観点から見ても”からかいスキル”の高い女の子だろう

西方のことが好きだからこそ高木さんはおちょくるし、西方もやられっぱなしでは・・と応戦。しかし精神年齢はかなり高木さんが上を行っている。西方のどうしようも無い気持ちは、何十年も前に思春期を終えた男性に突き刺さってくる。どんな男もイチコロにする高木さんとの青春学園ラブコメディここに開幕。

30代男性の私が”漫画本を叩きつけたくなる”ほどの魔性ぶり

まさか・・まさかこんな小娘に・・。30代の私が迂闊にも好きになってしまったヒロイン高木さん。見た目は子供でも、中身は40代女性じゃないかと言えるくらい男心を熟知してしまっている。末恐ろしい子!

どんなにマジメな男子でも、思春期になると可愛い女子に対してドキドキしていたと思う。しかし段々とその記憶が薄れ、そんな時代もあったね・・と忘れてしまう。そんな忘れていたドキドキ感はリアルではもう手に入らなくて、どんなに美しい女性と出会っても感動も無くなっていく経験をした事はないだろうか。

しかしどうだろう。すでに本作を読んだ男性のみなさんはどうだろう!?久しぶりに湧き起こるこの悶絶してしまう心。どんどん知りたくなる高木さんという「1人の女子」の事。高木さんが知りたいよ私は!!30代の男だけど取り乱すよ私は!!

思春期男子に取って女子の中でも、可愛い子は別格であった。特に可愛ければ可愛い子ほど、別の世界の住人のように思えてしまう。可愛いあの子は何を考えているのか分からない。何でそんなにこっちを見ているのか分からない。そういった経験が高木さんを通して思い返されて行く。

その根底にある男の気持ちを探っていくと一つの仮説が私の中に浮かんだ。それは高木さんという1人の少女は、「男子たちが思春期に憧れを抱いた女子の幻影なんだ」という事。ある種の初恋の女性とも言えるべき神秘さすら覚えてしまう

まだ恋愛の駆け引きすら知らないポーカーフェイスで高木さんは西方をからかうけど、今思えば「オンナという生き物は何もかもお見通し」だったのかとさえ思う。思春期のドキドキはこれを読んで思い出せ!

こんな人にオススメ

挑戦的ではあるけれど、「俺は絶対に漫画なんかでドキドキしない」という人にオススメしておきたい。私も実際のところ段々と漫画でドキドキする事はおろか、リアルでもそういった感性に惑わされる事がなくなっている。しかし本作を読むとそういう気持ちが湧くので驚きだ。思春期の気持ちを軽く引き出してくれる高木さんは凄い

私が学校に通っていた頃も、思い返して見れば高木さんっぽい人は確かにいた。それが私に対する想いがあるのか、ないのかまではわからないが。

しかし、なんとなく異性にからかわれて遊ぶというのが楽しかったし、からかう側にもなった。歳は重ねたくないが、重ねてしまうものだなぁ・・。いつまでも西方くんの気持ちがわかる男性でいたいなぁ・・

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