可愛くてちょっとおバカな天然少女が超ビッチ!?『あそびあい』

ストーリー、ジャンル

主人公は、自分の欲望や快楽に歯止めがきず色々な人とエッチをしてしまう小谷という女子高生。そんな彼女をどうしても放っておけない彼氏の山下はどうにか小谷が改心してくれるように懇願し続ける。傍から見ると奇妙な恋愛模様だ。

恋愛には多様な価値観が認められるべきであるとは思うが、恋人意外の異性と関係を気軽に持ててしまう小谷は一体何者なのかが気になる。

彼氏の山下は至って普通の恋愛を求めており、なぜ彼女がこんなに無神経なのかに悩む日々。俗に言う”ビッチ”と呼ばれる女子とピュア男子の青春ストーリー作。

予想通り、いや予想以上のビッチですよ。

如何にもオッサン的な発言だが、最初に1つだけ言わせて欲しい。

「高校生の設定は無理があり過ぎ」

もう少し小谷の年齢が上ならありえる話なのかもしれないとは思う。しかし女子高生が不特定多数の人の元で当たり前のように身体の関係を結ぶというのは私の世界では考えられない

いや、逆に高校生くらいだからこんなに無茶苦茶な事ができるのか!?とも思うが。明らかに小谷という女子高生の周りで起こる乱れた性は現実離れし過ぎている。

だが私の周りが保守的で非モテ集合体だったとも言える。いや、非モテがどうとかでなく、妊娠リスクや性感染症の危険性からやはり不特定多数の関係はマズイだろう。この小谷という少女を見ていると、何だかどこまでが乱れているのかいないのかの線引きが分からなくなる

山下に始まり、チャラ男やサラリーマン風のおっさん、偶然に知り合った男、八百屋の男。次から次へと大丈夫なのだろうか。私も漫画の世界の話しながら心配してしまう。心配も余計なお世話なのかもしれないが。

そんな小谷だが、彼氏の山下のことは特別視しているような素振りも見せている。「ただのビッチじゃないぞ!?」と思わされる瞬間かもしれない。いや、傍から見るとビッチなのだろうけど。男からすると、いつでもやらせてくれる都合の良い女という感じなのだけど、山下はそれが嫌だった。

気持ちはわかる。好きになった人が、こんなに乱れていたら精神的におかしくなるかもしれない。純粋に小谷を愛したいと思う山下の気持ちに悶絶しながら読み進めた。ただ山下も色々とやらかしちゃう場面もあるので、全面的に応援はできないが男ってそういうところあるよな・・と同情している自分もいる。

彼女の浮気(?)に寛容な男性はどう読むのか

「小谷のビッチぶりがすごい!」というのは誰でも言えるのだが、そこから最終話まで読み終えて何を考えるのかが読者の役目でもある。この物語は、ラストになってハッキリと何がどうなるという話ではない事だけ言っておこう。人によっては「で、何が言いたかったの?」と作者に問い直すかもしれない。

ただ、私の感想としては小谷という女子高生の内面にはフォーカスしておくべきではないかと思う。作中では語られなかった小谷がこうなってしまった肝心な話は、だいぶ抜けていると私は感じたが、読者側であるあなたがどう感じるかが大事だ。本作は、個々の価値感や考え方を基準にして読む方が面白いだろう。

奇抜ではあるが、最後まで貫いた小谷の恋愛スタイルを認める人が1人くらいいても良いのではないかとは思う。器のでかい男性は、読んでみて何を感じるか聞かせて欲しい。彼女が小谷だったらあなたはどう動く?

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